ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 感想
5月の頭に映画館で「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の吹き替え版を観た。
スカイリムというゲームを買い、激烈にハマってしまったためブログを放置してしまったが、備忘録として。
【制作会社】
イルミネーション(怪盗グルーシリーズ、SING シング)
【監督】
アーロン・ホーバス
マイケル・ジェレニック
【製作】
クリス・メレダンドリ(ミニオンズ フィーバー、レゴ(R) ムービー2)
宮本茂(〔ゲーム〕マリオシリーズ、ゼルダの伝説シリーズ、ドンキーコングシリーズ、スターフォックスシリーズ、ヨッシーシリーズ、ピクミンシリーズ)
【脚本】
マシュー・フォーゲル(ミニオンズ フィーバー、レゴ(R) ムービー2)
【音楽】
ブライアン・タイラー(チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ、ワイルド・スピード ジェットブレイク、ランボー ラスト・ブラッド)
【声優】
マリオ:宮野真守
ピーチ姫:志田有彩
この映画を一言で表すとしたら「世界中の新旧マリオファンのための、エンターテインメント全振り映画」である。
最初から最後までダレるシーンが一切ないように感じ、よくぞここまで無駄なく成立させたな、と感心した。
新旧ゲーム作品の要素が随所にちりばめられており、それでいてなんとなく現実的な解釈を与えて映画として完成させていた。
映像も素晴らしく、映画館で観て大正解の迫力であった。娘はクッパの迫力に震えて泣いてしまったくらいだ(苦笑)
音楽、効果音も世界観とマッチしており、没入感を高めるのに一役買っていたと思う。
これらはすべて「ファンを楽しませよう」というものすごい情熱から来ているのではないか。
変に説教臭い映画や無理やり感動させようとする映画が多々ある中、この映画からは「ファンのため」という思いが伝わってきた。
弱点としてはストーリーが浅く、強烈な印象を残す大傑作ではないというところであるが、恐らく制作陣は承知の上だったのではなかろうか。
本作のようにエンターテインメント全振りで、頭を空っぽにして観て、「ああ、楽しかったなぁ」だけで終わる映画も必要なんだと認識させられた。
続編が出たらまた家族揃って劇場で観たいと思った。